ごあいさつ

                   
名誉大会長 水野 明久

日本口唇口蓋裂協会 特別顧問
中部電力株式会社 代表取締役会長
   
                         
                   
大会長 夏目 長門

日本口唇口蓋裂協会 常務理事
愛知学院大学歯学部口腔先天異常学研究室 教授
   

  この度、平成31年7月に第59回日本先天異常学会・The 13th World Congress of International Cleft Lip and Palate oundation CLEFT 2019 ICPF合同学術集会を開催する運びとなりました。
 日本先天異常学会は1961年8月に東京で第1回大会が開催されて以来、毎年総会・学術集会が開かれ、2010年7月第50回記念大会が淡路島(兵庫)で開催されました。
 生まれつきの障害である先天異常の問題は、1960-61年に世界中の約1万人もの患者が発生したことから大きな社会問題となったサリドマイド事件によって、学術研究の必要性が認識され、日米で同じ年に先天異常学会が設立されました。
先天異常は基礎医学と臨床医学にまたがる学際的なアプローチが必要であるとの当時としては非常に先進的な考えに基づき、当学会は解剖学、病理学、薬理学、衛生学などの基礎医学研究者と、小児科、産婦人科、外科、整形外科、眼科などの臨床各科の研究者と医師が集まる学際的な学会として、1968年に日本医学会に61番目の分科会として加盟を認められました。
 先天異常は原因も病理発生も複雑であり、またその治療や療育には多くの分野の専門家の協力が不可欠であり、本学会をより広く大きく社会に貢献、発展させていくために、この度の学会はICPF(International Cleft Lip and Palate Foundation)との合同学術集会とさせて頂きました。ICPFは1997年に京都国際会議場において、先天異常の一つである口唇口蓋裂の援助を行う個人・団体が集まり、設立されました。世界85ヵ国2,350の団体・個人が世界協調の立場より、毎年世界各地で学術大会を開催するとともに事業を行っています。この合同学術集会におきましては、基礎医学研究者、医師、歯科医師、獣医師、薬剤師、看護師、歯科衛生士、言語視聴覚士などの医療関係従事者等、国内外より800名の参加を予定いたしており、第一線で活躍中の研究者などを招き、研究成果の発表を企画しております。
 困難な先天異常問題の克服のために、それぞれの専門分野で研究を深める一方で、分野を超えた幅広い研究者が一堂に会して、問題を議論する場として、学会が発展していくことは極めて重要であり、何卒、皆様の人類福祉および社会へのご貢献の一環として、この度の第59回日本先天異常学会・The 13th World Congress of International Cleft Lip and Palate Foundation CLEFT 2019 ICPF合同学術集会に、ご参加を宜しくお願い申し上げます。